モネ日記

「おかえりモネ」感想・・・その後の日々のつぶやき(エンタメから)・・・

海街diary、模倣犯

坂口さんが出ていたというので見てみた「海街diary」、

一度見たことはあったけれど、

ほとんど話の細部は忘れてた。

前は少し違和感があった綾瀬はるかの長女役も、

彼女のいろんな役を見てきたせいか、

今回はすんなり見られた。

 

坂口さんは、冒頭から登場にびっくり。

でも前半に何度か出て消えてしまう役で、

前に印象がなかったのも当然だったかなという感じ。

是枝監督の描き方も、それほどクローズアップはないので、

ちょっとしょうもないゆるい若者感だけ。

 

でもおかげでこの映画を再見できて良かった。

4人姉妹の空気感が心地よく、

見て心が穏やかにあたたまる感じの映画だった。

すずちゃんの浴衣姿に思い切って言葉をかける男の子の表情が良かったなあ。

人が人をさりげなく受け入れて支えていくのもよかった。

 

坂口さんつながりでは、

テレビドラマの「模倣犯」も後半だけ見てみた。

映画版とちがって原作のテイストが大事にとらえられていて、

特に後半40分は何度も繰り返して見てしまった。

坂口さんのピースは、

彼らしい造形という感じ。

「今までで一番寄り添えない役」と記事にあったけれど、

あんな人物、役だからこそできるんだと思う。

役者って怖いなあ。大変なことだけど。

 

それよりも、作品の中で心に残ったのは、

「人は助け合えれば強い」というメッセージ。

誰か自分を心から気にかけてくれる人がいれば、

それで十分。

滋子が最後テレビに出るときに、豆腐屋の二人が

「みんなが敵に回っても俺たちふたりは味方だから、

胸張ってここへ帰ってこい」

と言ってくれたり、

放送後の滋子を心配した夫が、

「俺が行くまで誰にも扉を開けるな」

と言ってくれたり。

人は一人では弱いものだし、

何かが起こったときにつながれる人がいることが

ほんとに幸せなことなんだ、と思わされた。

そういう「人を助ける」ということから、

人ととのつながりは生まれていくのかな、と

まず自分から始めたくなった。

 

久しぶりに体調が良くなった今日、

つい夢中になって見続けてしまって、夜更かし。

明日、大丈夫かな。