いろんな状況にある人がいること、
知っても自分になにができるかと思うと、
知るのが苦しくなって、
知ることを避けるようになってしまう。
「あさイチ」の沖縄特集を見てて、思ったこと。
戦争のことやコロナのことなど、
最近は大変な状況を伝えるニュースが多くて、
私は、自分のメンタルのためにも
あまり触れすぎないようにしている。
でも、もちろんその状況にある人は存在しているわけで、
どれだけ知ることが大切なのか、
もやもやしながら過ごしているこのごろ。
NHKのドラマは、
辛い思いをしている人に寄り添うようなものを
たくさんつくっているのが応援したいところ。
「おかえりモネ」も、
答の難しいテーマを、押しつけるではなく、
一緒に受け止められるようにつくられてた。
制作の方の思いも、共感できるものだった。
登場人物たちは、過去の自分の痛みを、
忘れないで、ずっと抱えてる。
心の底にそれを置いて、
そこから生まれる思いに向き合って生きてる。
真面目なドラマだった。
その真面目さが好きだった。
「あなたの痛みはわかりません。
でも、わかりたいと思っています」
と言う菅波先生のあり方は、作者安達さんのスタンスでもあって、
「簡単じゃない」という思いが根底にある中で
示されたその姿勢は、
ひとつのヒントをくれた。
私が「わかりたい」と関わろうとする相手は、誰だろう。
私は自分の中の痛みに、どう向き合えばいいだろう。
そこが自分の中で見えていないことが、
今の私のもやもや。