私にはしっくりこないドラマでも、
人気があるみたい、ということはよくある。
そういうものなんだ、ということ。
林真理子さんが、エッセイの中で、
朝ドラ「カムカムエブリバディ」を見ているという話題に、
「前回のモネちゃんは、なんかかったるそうで、早々に視聴を打ち切った」
と書いていて、ちょっと残念。
朝ドラ王道の「カムカム」はとてもお気に入り。
そうなんだろうなあ、とわかる気もするけど。
(林さんのエッセイは、けっこう言いにくいこともはっきり書いていて、
気持ちがいい。
東北震災のときも、即チャリティになる活動を中心的に企画したり、
最近は、日大の学長を引き受けたり、
行動力と心意気を心強く思う作家さん)
「おかえりモネ」はやっぱり見る人を選ぶドラマだったのかも、
と思う。
だから、気に入って見ている人たちの間には、
より強い同志感がある気がする。
(まあ、なんでもそうだけど)
清原果耶さんも、自分をしっかりもっている女優さんだから、
迎合するようなお芝居はしないし、
時代設定のせいか、
ほんとに日常感があった。
今でもときどき見返してしまうドラマ。
見返したいお気に入りのドラマやシーンはいくつもあって、
心の中に、おいしいあめ玉を持ってるような気持ちでいる。
過去のものばかりに時間を割くのもどうかと、
ほとんどは思うだけになってるんだけど、
でも、お守りのようなもの。
ありがとう。
こんな出会いを期待してドラマを見ている。