今一番気になってるドラマかも。
NHKの「プリズム」。
最近1,2回で、どんどん引き込まれている。
静かなのがいい。
杉咲花の受けの表情が繊細で微妙で、とてもいい。
藤原季節、あまり好きじゃない感じだったけど、
抑え気味の芝居が無理なくなじんできてる。
森山未來はさすが。
男性同士の愛の要素は、ちょっと辟易気分があって、
初回以後、避けていたのだけど、
ついまた見始めたら、
3人の心の行方がとても気になってきた。
「お父さんを悲しませたくなかったから」
という言葉に、なんかはっとした。
今まで父子の関係は対立軸でしか見てなかったから。
そして、そうだ、それがまず一番にある気持ちなんだということに。
ドラマのトーンが落ち着いていて、
必要な間が十分。
セリフが少なくて、
ひとつひとつの表情がとても細かくとらえられている。
「おかえりモネ」みたいに。
それが納得できるものなので、
自然な気持ちで受け止めていける。
人に気持ちを押しつけすぎないし。
剛がうっかり涙ぐんでいくところもよかった。
人の気持ちを信じて見られるドラマって、
やっぱりいいなあと思う。
自分の気持ちを正直に出して、向き合っていくって、
難しい。
「自分の気持ち」を見つけるのがまず大変なんだもの。
心をつかまえてとどめているのは
できそうでできない。