映画「天間荘の三姉妹」を観てきた。
このお話を作ろうと思った人たちの気持ちが
胸に沁みるような作品だった。
あまり予備知識を入れず行ったので、
震災のことがなにか絡んでるくらいは知ってたけど、
がっつりそれが題材になってるとわかってきたあたりで
何度も胸が詰まる思いがした。
ラストシーンは鮮やか。
そして、エンドロールに入ったところでの
主題歌と写真がよかった。
誰の声だっけ、と思いつつ、
さすが、という感じ。
この歌声で締められたのが最高の余韻になった。
受け取った感覚を大事に、
あまり言葉で説明したくない気がするけれど、
生きている、ということの
かけがえのなさ、鮮やかさ、
そんなものを感じさせてくれた映画だった。
ある日突然生を断ち切られた
たくさんの人がいたということ。
遺された人がいたということ。
のんの生命感がよかった。