モネ日記

「おかえりモネ」感想・・・その後の日々のつぶやき(エンタメから)・・・

Dr.コトー診療所

今ごろになって、「Dr.コトー診療所」を初めて見た。

今度映画が制作されるということで話題になっていて、

ちょうどテレビで再放送されていたので、

途中の回だったけど見てみたら、ハマってしまった。

 

最後に流れる主題歌に、毎回圧倒されている。

銀の龍の背に乗って」。

主題歌が流れ始めると、なぜか涙が出そうになる。

話の余韻のせいなのか、

でも、それだけじゃなくて、

みゆきさんの最初の声が出たとたんに

なんだか胸を突かれる気がするのは不思議なくらい。

これが音楽の力、ということなのかな。

さすが中島みゆき、というか。

 

もちろん、お話もよくて、

テレビの再放送に合わせて4回から7回まで見たところで、

Tverで初回から3回まで追い視聴。

もう全部見たくなってる。

島であることのよい面も問題も。

でも、島の人の誰かの動きが誰かにつながっていて、

2話にあった、「ひとり暮らしでもひとりじゃないんだ」

という言葉が素直に沁みてくる。

小さな共同体の中はうっとうしい面もあるだろうけど、

自分の存在がちゃんとあるという実感は、

やっぱり心強いことだと思う。

そして、主演の吉岡秀隆がとてもいい。

繊細で気弱な感じだけでなく、

芯が強くて熱い面も自然に出ていて。

他の作品のどの役よりもぴったりという気がする。

 

初回放送が2003年というドラマ。

もう20年前にもなるのに、

今見ても、全く古く感じないし、

感動が深い。

島や海の景色もとても美しいし。

まだ途中までしか見てないけど、

今回映画が制作されることへの反響が大きいのも

わかる気がする。

キャストが再集結、ということのうれしさも。

神木隆之介がほんとにちっちゃな子どもだった

時の流れに驚くけど、

だからこそ、

映画のためだけに復帰した富岡涼という人にも

とても期待してしまう。

だって、とても感じのいい子役だったもの。

 

こんな心つかまれる作品があったのだということ。

興味がありながらずるずる見るのを先延ばしにしてたけど、

やっぱり食わず嫌いはもったいない、

と改めて思わされてる。