このところ、朝、「虎に翼」を楽しみに起きている。
いつの間にかファンになってて、
ときどき、これは好きだ、というシーンは録画を保存してるくらい。
伊藤沙莉さんの細やかな演技がたくさん見られて、
岡田将生は、あんなにきれいな顔だっけ、と思ったり。
今日は、高瀬書記官の「言葉でちゃんと聞きたい」という台詞に
とても共感。
そして、寅子が、納得いく理由を、まっすぐ言ってくれたことに、
そうだ、こういうのが大事だなー、と思う。
やっぱり、ついていこう、と人を信頼できるのは、
こういうところなんだもの。
優未が「おいしいものは一緒に食べたい」と言ったのも、
じんわり心に来た。
ここにきて、優三さんエピソードのからみが出てくることに、
なんだか意表を突かれてる。
1週間のエピソードの中に、いくつものテーマがあって、
それがちゃんと有機的に絡み合って、無理がない。
15分という短い中に、みっしりお話が詰まっている。
この作品に描かれていることに、とても信頼感がある。
脚本家はじめ、制作の方々、すごいなあ。
前半の心折られるいろいろを経てきただけに、
これから寅子たちが力を発揮していきそうで、
そういう痛快さを求める期待もあるんだけど、
今、ひとつひとつ目の前のできごとに立ち向かっていることが
とっても納得感がある。
まだ半分ちょっと過ぎたところ。
まだあと2ヶ月以上あると思うと、
どんな展開を見せてくれるのか、
楽しみに思わずにはいられない。
現実世界のガス抜きだけで終わらないように。