第9話に来て、やっと蔦重と瀬川が心通わせ、の回。
蔦重がなんともうぶで、
腹の座った瀬川に比べて、頼りなくて危なっかしい。
自分の気持ちだけで舞い上がってる蔦重。
現実がわかってない。
そんな蔦重に恋しちゃってた瀬川が哀れでもある。
今回は、女の強さが際立った回。
瀬川の小芝さんが、とってもよかった。
こうして蔦重は本物になっていくのかな。
流星さんが、そのあたりの蔦重の感じを
よく表してるなあと思う。
初めのころのぐんぐん突破していく蔦重は
とても魅力的で頼もしかったけど、
初めて自覚した恋心の前では、
なんとも情けない男になって。
あきらめて受け入れるしかないこと。
予告編や先の話は見ないことにしてるので、
これから二人のことがどうなっていくのかわからないけれど、
どうか辛いことにはなりませんように。
森下さんの脚本は、
ほんとに悪いだけの人はいなくて、
何か納得させられるものがある。
しんどい話は見るのに胆力がいるけど、
見たくなかったとは思わない。
毎回見る前はちょっと及び腰なんだけど、
見終わってホッとしてる。
この2回くらい、政治方の話はほとんど出てこないので、
それもありがたかったけど、
そろそろそうもいかないみたい。
毎週、気骨が折れることだ。