Paraviを消化しようと、
「イノセンス」も見てみて、最後まで見終えた。
私は好きなドラマだった。
後半になるにつれてシリアス度合が強くなって、
坂口さんならではの表現も深くなって。
(終盤は、拓としてはちょっとかっこよすぎなところも)
自分の思いがぶれず、
あきらめず向かっていく姿が、
坂口さんにピッタリだった。
ちょっとコミカルな抜けてる感もご愛敬。
言葉鋭く言い放つ、真に迫った表現も圧倒されたし、
言葉を発する前の微妙な間合いの表情も、
一緒に何かを感じずにいられない。
何度でも見たくなってしまう。
やっぱり一番心に残ったのは、
9話で和倉さんの腕をつかんだとき。
あまりそういう要素のないドラマだったので、
ちょっと唐突感があったのだけれど、
和倉役の川口春菜の反応の仕方も自然で、
黒川役の坂口さんの無言で見せる表情が、
いつもは見せない心の内にあるものをうかがわせて、
思いを想像しながら見ずにはいられない
心つかまれるシーンだった。
それだけでほかには何もないんだけど。
(川口春奈は、初めあまり好きじゃなかったんだけど、
このシーンはいい感じ)
このドラマはシグナルより後だけれど、
私はこちらの坂口さんの方が好みだなー。
毎回ゲストも素晴らしいし、
やってるときは全然知らなかったけど、
今回見れてよかった。
そういえば、主題歌の「白日」もいい。
ドラマの終盤で曲が始まると、
場面の雰囲気がいっそう深まって、効果抜群。
そんなところにも、このドラマの力の入れ具合が見える。
ヒルにヘルドッグスと、ハード系の役が続く坂口さん。
それも魅力だけど、
乱暴なものは苦手な私なので、
今度の大河の役は、あまり非道な役じゃないといいなあと願ってる。
これからどんな役者になっていくのか、
ドキドキしつつ楽しみな坂口さんデス。