今日の鎌倉殿、こってりのシーンの連続。
義時と時政の別れを前にした対面の長い場面、
目を離せなかった。
特に小栗旬の表情。
今日の回の小栗旬は、最初からずっと
目が据わってる感じだった。
正面からの自分の顔のアップがずっと続く、
それは、どういう精神状態なんだろう。
人前に正面から自分の顔をさらすこと。
しかも感情的な。
自分じゃない、役だと思うからできることかな。
ケレンなく顔を向けることができる、
潔い人間に憧れる。
シリアス度が増して、
そして、それぞれの人の心の深さも
いろいろ垣間見えてきて、
いろんな役者が魅力的に見えだしてる。
ほんと言うと、
鎌倉殿に出てる役者、
私はもともとあまり好きじゃない人が多い。
でも、だんだん愛着持ち出してる。
駆け引きはやっぱり嫌いだから、
早くかたづけーと思いながら。
坂口泰時はまだ、頼りなさげな風情。
着物の着こなしも、なんとなく身体をもてあましてる感じで。
これが芯が通ってくるのはいつからだろう。
坂口さんの変化に注目しながら、
登場のシーンを初めからずっと録画で残してる。
最後には気持ちよくなることを期待して。
まだ2ヶ月以上あるドラマ。
毎週、躊躇しながら見ていくのはやっぱりしんどい。
つらい争いのあれこれは、いつまで続くのだろう。
歴史をよく知らないので、
まさか最後までこればかりではないよね、と願いながら。