清原果耶さんの「宇宙でいちばんあかるい屋根」を見た。
微妙な感情の揺らぎが表情にあらわれる、
清原さんの魅力がいっぱい。
伊藤健太郎とかも、なんだかデリケートに素敵に見えた。
もちろん、桃井かおりさんは怪演・快演で、
もともと好きな坂井真紀さんも、心打つシーンがあったし。
見てよかった。
監督・脚本が、藤井道人さんなんだ。
清原さんの主題歌もとてもいい声だった。
「おかえりモネ」の時の清原さんは、
やっぱりとても抑えた演技をしてるんだと思う。
モネとして。
清原さんの鋭い表情もとても好きなんだけど、
「おかえりモネ」の時って、
怒りの表情ってあったっけ?
思い返してみると、
「おかえりモネ」という作品自体、
あまり怒りの表現される場面がなかったように思う。
荒々しく感情的になる人はほとんど出てこなくて、
浅野さん演じる新次くらいじゃないかな。
どの人物も、直接ぶつけるような感情の出し方をしないで、
なにか自分のうちに収めながら、
言わずにおれない思いをぎりぎりの表現で出していた気がする。
みんな節度がある人たち。
だから私には作品が心地よかったのかな。
清原さん出演の「愛唄」も、勢いで見た。
こちらも心優しい映画。
清原さんの涙はやっぱりいい。
「宇宙でいちばん~」の中に、水墨画が出てきた。
今度の清原さんの映画も、水墨画がテーマ。
共演の横浜流星含めて、楽しみ。