モネ日記

「おかえりモネ」感想・・・その後の日々のつぶやき(エンタメから)・・・

番宣

いつからか、映画やドラマ公開が近づくと、

関係の役者が、テレビの情報番組やバラエティに

宣伝を兼ねてひっきりなしに出るようになった。

 

昨日の朝の情報番組に生ゲストで出ていた坂口さんが、

朝の目覚めを聞かれて、

「スッキリです。今日は、この番宣をさせていただくということで、もう」

と答えてたら、

「番宣って言いましたね」と突っ込まれてたけど、

暗黙の了解、ということなんだね。

 

坂口さんの場合、

映画「ヘルドッグス」公開と、

ドラマ「競争の番人」最終回が重なって、

ここ数日出ずっぱり、頑張ってるなあという感じ。

 

ひとりでも多くの人に作品を見てもらいたい、という気持ちはわかるけど、

役者にここまでさせないといけないかなあ、

消耗しないかなあ、と

なんだか気の毒な気持ちにもなる。

もちろん本人たちは、積極的な気持ちでやってるんだろうけど。

 

昔、舞台挨拶で「別に・・・」しか答えないで

大問題になった女優さんがいたなあ。

 

私の場合、

ほんとに大切で楽しみに思う作品は、

余分な情報を入れないで見たいタイプ。

見終わってからはいっぱい検索しちゃうけど。

 

役者本人が素で登場してあれこれする、

それも明るく楽しい雰囲気を振りまいて、

というのは、

ちょっとこのごろ見るのに疲れてきた気がする。

いや、逆かな。

もともと情報番組やバラエティを見てなかったのに、

好きな俳優を見るために視聴することになって、

だから食傷気味なのかも。

情報に反応してコメントしたり、

ゲームとかに興じたり、

そういうのを見たいわけじゃない、という気持ちがあるから。

 

宣伝って難しいなあ。

作品の成功を応援してるけど、

そのために役者さんを使いすぎるのも

なんか薄っぺらな印象がつく気もして。

 

朝ドラ「カムカム」に出た深津絵里さんが、

ドラマ以外の露出はしないことを条件にされたと聞いたことがある。

それで通せるのもNHKならではかもしれないけど、

その潔さは素晴らしいと思う。

出てできるだけのことをしたい人もいれば、

制作現場で最大限の働きをすることだけにしたい人もいる。

 

一番は、作品が素敵に伝わること。

作品の存在をまず知ってもらうためには、

宣伝も必要だけど、

方法はいろいろあるだろうし、

やり過ぎが当たり前にならないように、

なんて思ったこのごろ。