モネ日記

「おかえりモネ」感想・・・その後の日々のつぶやき(エンタメから)・・・

最愛 吉高さん

年始の夜中に再放送してた「最愛」、

録画してあったのを整理しつつ視聴。

梨央と大輝のシーンだけピックアップするつもりが、

見始めたら惹きつけられて、

結局初めから全部見てしまっている。

やっぱりいいドラマだったんだなあ。

 

主役ふたりのもどかしい関係だけでなく、

ストーリー展開や演出が目を離せなくて、

ドラマ全体に愛が詰まっている気がした。

 

そして、何より、

吉高由里子さんの魅力を再認識。

父、母、加瀬さん、大輝、いろんなまわりの人が

梨央を愛して大切に思っていることに違和感を感じない。

主役を張る役者には、

人間的魅力、人から愛される資質が大事だなあ、とつくづく思う。

吉高さんご本人は、とても明るい、本番前まで雑談が絶えない

現場のムードメーカーらしいけど、

ドラマの中での繊細で懸命な感じは、

梨央という人物を自然に応援したくなる。

 

軽い人の印象が強くて、よくわかってなかった私は、

朝ドラの主役に抜擢の時は意外な気がしてたけど、

タラレバ娘の倫子もらしかったし、

来年の大河の主役、というところまで来て、

今とても注目したい気持ちになってる。

Get Ready!

妻夫木さんに注目してるので、「Get Ready!」見てみた。

なんか不思議な話だった。

 

ブラックジャック的医療ものかと思ったら、

日本の現状への批判・危機感的なエピソードが

けっこうドキュメンタリーっぽく真面目に出てきて、

取り上げてくれてありがとう、と思いつつも、

一方で、チームや病院スタッフの描写が軽くて、

このドラマの主眼はどこになるのか

なんだか戸惑った初回。

 

途中まではなんだかなあ、と思ってたけど、

池松壮亮らの熱演もあって、

後半の展開は、まっとうな感じに。

やっぱりこっちの路線かと思いつつ、

次回のエピソードはどういう方向になるのか、

もう1回見てみようかな、という気持ちにはなってる。

 

でも、妻夫木さんじゃなかったら見ないドラマ。

好感をもってる人が頑張ってると思うと、

応援したくて、見なくちゃ、となりがちだけど、

そういう視聴はけっこう苦痛でもある。

だからいっそ全然興味の持てないドラマになってたら

ありがたかったりするんだけど。

視聴者のわがまま。

 

このごろ、番宣が盛んで、

制作の裏側とか、役者の人間味や奮闘ぶりを紹介されることが多い。

それで情が湧いちゃって、

見なくちゃ申し訳ない気持ちになりがち。

それが提供側の狙いなんだろうけど。

もうちょっと自制心を持たないと、

目先の感情につられて流されて終わりそう。

全部に対応できるわけじゃないんだから、

自分の大切にしたいことを

ちゃんと考えてろ、私。

新しい大河

なんとなく、まずは見てみようと思って、

新しい大河ドラマ「どうする家康」を見た。

 

画面がくっきりきれいで、西洋画のような雰囲気もあってびっくり。

演出が違うと、こんなに変わるんだ。

タイトルバックが明るい雰囲気で、

鎌倉殿の暗い重厚な感じに見慣れてた分、

気持ちを軽くしてもらえた気がする。

 

有村架純はやっぱりいいなあ。

とても安定感がある。

 

戦乱場面が出てくると、どうも気が重くなって、

次の大河「光る君へ」が待ち遠しい気持ちも。

現実に戦争が起こっていると、

戦の話題はどうしてもつらく思えてしまう。

 

お話としてはとてもテンポよく進んで、

ずっと見てしまった。

野村萬斎は、今回だけでもう終わりなの?

織田信長岡田准一は、戦国大名に見えない。

なんかぶっ飛んだ信長になりそう。

まだほんのさわりだけのような第1回、

次もちょっと見てみようかな、という気持ちにはなってる。

お正月の番組から②

「スイッチインタビュー」野口聡一さん×小島秀夫さん、

宇宙飛行士と世界的人気ゲームクリエイターの対談。

 

野口さんが、スペースXの強みを、

「50年前のアポロの月面着陸のときの裏話を聞くと、

 彼らはむちゃくちゃ失敗してる。

 よくそんなんやったな、ということがいっぱい。

 まさに、失敗を恐れない。

 不可能と思いつつ、GOをかける力があった。

 かつての日本やアメリカにそれがあった。

 今それをやれるのは、スペースXだけ」。

 

人気ゲームの主人公がひたすら「歩いて」いるのが強烈な印象、

という野口さんの言葉に、

小島さんが、

「一夜で成功者っていないじゃないですか。

 目標地点まで、一気には飛べない。

 一歩前へ出して、気がついたらゴールに近づいてる、という」

「一歩一歩歩いてて、疲れたなあ、と思うと、

 他の人も歩いてる足跡が見つかる。

 そこを往復してると道になるんです。

 だから、ムダではない。

 僕が通った道も若い人がたどっていく」

 

そして、

小島さんが、野口さんも同じじゃないか、と語ったのが、

「作品を一本出したあとと出す前では、動機が全くちがう」ということ。

七百万人もファンがいて、

こんなに愛されてる、

病気の方があなたのおかげでがんばれます、とか、

病床でやっている、とか、

そうなると、

自分のものでなく、ファンのためにあるのかな、となって、

そこからは、ファンがいる限りつくろうと思って、

今も続けている、と。

それを受けて野口さんも、

「一度目は自分の夢の実現のため。

 宇宙へ行くためならなんでもやる、と。

 実現したあとは、

 子どもたちや日本の人たち・海外の人たちが

 私を通して将来の夢を見る、というところで、

 自分が、社会・未来に貢献するためにこれができる、

 コーリング=天職」

「ちょっと実現しそうにない、高いレベルの夢に向かって、

 損得勘定無しで、全身全霊かけられる対象」

と表現する。

 

最後小島さんの

「そういうものが見つかったからよかったし、

 見つかってない人のために道をつくるってのが

 僕らの役割でもある」

という言葉で締めくくられて。

 

反田恭平さんは、

「無理に夢をさがせとは言いたくもないかなー。

 その人の人生だし」

と言われてたけど、

やっぱり「コーリング」を見つけてる人の迷いのなさは

うらやましい。

一方で、吉岡秀隆さんが、「ボクらの時代」の中で、

なぜ役者を続けているか、

十数年前には「わからない」と答えていたけれど、

改めて今問われて、高倉健さんの言葉として、

「いい役者とは、

 いい役者ってなんだろう、って問い続けていく、探す。

 そうすると人間ができあがっていく。

 お芝居じゃなくなる。

 その後ろ姿を見せてくれてるのが、高倉健さんとか、渥美清田中邦衛

 人間が好き。この人が好き。

 いい役者であるためには、まずは人ありきだろうなあ。

 そっち側の方向だけは向いてたいとは思う」と。

 

こうでなきゃ、というのはなくて、

人それぞれいろんなあり方があるもの。

でも、考え続けてる、動き続けてる、試し続けてる

というのは大事なことかも。

 

とりとめなく挙げたような言葉たちだけど、

なんだか私に勇気を与えてくれた言葉たち。

 

書いて心に留めておこう。

お正月の番組から

ドキュメントやトーク番組が好きで、

お正月の「ブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯」も楽しんで見た。

その中で鶴瓶さんが、出逢った若者に言った言葉。

 

ひとりで神社のお参りにきたという青年が

「最近いいことがない、嫌なことがあったんで厄除けに」

と言うのを聞いて、

「それは、いいことが起こる前ぶれやわ」「ほんまそう」

「嫌なことは全部、ボーナスポイントや思ったらええ」

「嫌なことはみなボーナスポイント。あとで返ってくるわ」

「運を見つけたらええのや。運使うってよく言うやんか」

「運は自分の生き方によって開かっていく」

「自分の生き方が悪かったら、運なんて開けないよ。すべて自分の生き方や」

「がんばれ」

 

なんのてらいもなく言い切ってて、

言われた若者も、すっかり気をよくしていた。

鶴瓶さんからにこにこした顔でこんなふうに断言されたら、

そりゃー心強く思うよなあ。

こんなふうに言ってやれる大人って、かっこいい。

 

何ごとも、やっぱり自分の心持ち次第だと思う。

 

サッポロビールの正月定番CMの「大人エレベーター」、

今年は反田恭平さん!

その中で、印象的な言葉がいくつもあった。

 

「絶望とは?」

 →「僕にとっては、経験値。.絶望をもプラスに変える」。

「自分の評価と他人の評価とどちらか選ぶなら?」

 →「自分の評価。明日だったらもっとうまく弾けるよと思ったりするし、

   絶対成長していると確信を持って言えるので」。

「他人の音に嫉妬することは?」

 →「ない。僕は僕って感じなので。僕は僕にしか出せない音があると思う」。

「奇跡とは?」→「人」。

「弱さとは?」→「可能性。そういう人に限って可能性はあると思う」。

「嫌いな言葉は?」

 →「あまり考えたことなかったかも。明日になれば好きになるかも」

うーん、ますます反田さんのことを好きになるなあ。

考え方が、明るい方向。それも迷いがなくて。

あの若さで"大人"として登場するのもたいしたもんだ。

 

どんな考え方をしているか、は

自分が決めていけることだと思う。

意識してつくっていけることだと思う。

毎日毎日、自分が発想していること、考えていることの積み重ねが

自分の人生のあり方をつくっている。

無難に縮こまる考え方は普通な気がするけれど、

もっとあっけらかんとしててもいいかもしれない。

新しい年、

自分の思考の言葉をちょっと意識して、

軽やかに愉しく、自分を肯定していく回路をつくってみたい。

当たり前なんだけどぐるぐる考えること

「エルピス」の鈴木齋藤のこと、ときどき考えてて。

すぐの感想の時は、彼の今後の志に少しは期待する気持ちもあった私。

でも、やっぱりおかしい、とじわじわ思ってる。

大義のためには、今必要な個々の犠牲はしょうがない、

と本気でやってしまってるのは、

ありえないこと。

「鎌倉殿」に私がやっぱりしっくりこないのも

そんな気持ちがあるから楽しめないんだと思う。

キャストのトークの中で、

「転生ストーリーは?という声もあった」と言ってたけど、

ほんとそう思う。

あれは史実だから、と言うなら、

それを経て、今は繰り返されないでほしい。

「太郎泰時が、新しい世をつくってくれます」

と託した希望から続いている"新しい世"に向かっている今であってほしい。

 

今も起こっている戦争、

なんで終わらないんだろう。

破壊、暴力、どう考えてもひどい手段だと思うのに。

 

私はちょっとした持病?があって、

毎朝起きるとき、今日は大丈夫かな、と起き上がって、

大丈夫だとホッとする。

でももし症状が出たら、

薬を持ってるから、なんとかなる、という安心が一応ある。

だから、薬がなくなったら、困る。

以前震災の時、

同僚が常用してる薬があって、

それが震災の影響で工場の操業停止になって

手に入らなくなると心配してたことがあった。

今戦争で違う環境になってしまった人たちの中にも、

薬がなくちゃ、という人はたくさんいらっしゃるだろう。

気力でなんとかなるもんじゃない。

ちっちゃなことかもしれないけど、大事なこと。

体の健康は、生活の基礎だから、

ほんとにみんなが当たり前に

健やかな暮らしを続けていられてほしい。

 

いつも、ドラマや映画の予告を見ながら、

どうか何ごともなく次回の放送もありますように、

と心の中でかすかに願ってる自分がいる。

こんな気持ち、早くなくなってほしい。

 

なんか起き抜けにぐるぐる考えてしまったので、

書き出しておく。

サッカーの人たち

W杯が終わって、日本代表の選手・監督が次々にテレビに出ている。

吉田麻也選手、権田選手、森保監督、

話す様子を見ながら、

その人柄に感服、感動している。

 

W杯前までは、全然知らなかったなあ。

話す言葉がしっかりした思いに裏打ちされていて、

安心して聞いていられる。

ただ、勝ち負け、ということだけでなく、

先の志を持ってサッカーをされている。

一流、というのはこういうものなんだ。

 

昨日見た森保監督ゲストの番組で、

コメンテーターの方が終わりに、

「強さの秘密がわかりました。

 こんな楽しくさせてもらったゲストは初めてです。

 正直はいいですね」

と言われてた。

森保監督、

試合前の君が代を聞くときの気持ちは、

喜びと幸せ、幸福感に包まれる、と。

不安は?と聞かれて、ありません、と言いきられてた。

嘘のないその表情に、

こんな気持ちで仕事に当たってる人はいいなあ、と

素直に思った。

森保監督って、

言葉に嘘や作為がない感じがして、

そのまっすぐさや純粋さがとてもいい。

 

先日のニュースステーションで長友が、

「森保監督を勝たせたかった」と涙されてて、

帰ってからのインタビューで選手が涙するのは初めて見たので、

やはり今回の結果、関係の皆さんの中には

とても重いものがあるのだなあと改めて知らされた気持ち。

 

「サッカーの未来のために」「日本のために」

そして、もっと向上したい、できる、と思うこと。

素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたサッカーの人たちから、

さらに、心のあり方を教えてもらって、

より魅力的に感じている。