今日は気の張る仕事がひとつ終わって、ちょっと余裕の気分。
録画をゆっくり見られた。
今日のEテレ「クラッシックTV」、バーンスタイン特集。
指揮者広上淳一さんが
アシスタントとしてバーンスタインとの落差に意気消沈したとき、
「おまえは音楽は好きか?
だったら、お前の足のサイズで歩き続けろ」
と言ったそう。
他人と比べるのでなく、その歩調でいいから歩き続けろと。
いつか、音楽の方がお前に微笑むようになる。
ただし、その言葉のあとに、29歳だという広上さんに、
「俺はおまえの歳には、
おまえの1000倍勉強した」
と続けられたそうだけど笑。
自分のサイズでいいんだ、という言葉は、
いつ聞いても、心強くさせてくれる言葉。
番組で紹介されていたバーンスタインの指揮姿は、
本当に音楽の喜びにあふれていて、
こんな指揮で演奏してみたいなーと、
久しぶりに指揮の楽しみを思い出した。
素敵な指揮者って、あふれるものがあって、役者のようだ。
「人間、一番愚かなことは、焦ることだ。
あわてたり焦って、台詞を思い出せるならいいけど、
とにかく忘れちゃったならしょうがないだろう。
そういうときは舞台上でとにかくそこにいろ」
「ひとつひとつのことを、具体的に正確にコツコツやるしかない」
この教えが、がん治療の間も、
あわてたって、焦って治るんだったらいいけど、
しょうがないでしょ、こうなっちゃったんだから、と。
何か、支えになる言葉を持ってるって、いいな。