NHKのドキュメンタリー「マジックの継承者たちⅡ」、
WBCの舞台裏を、栗山監督のメモノートを元に明かしていくもので、
とても興味深かった。
まだまだWBCの魅力は褪せてない。
こんないきさつがあったのかー、とか、
こんなふうに考えてらっしゃったのかー、とか、
新たな内容がいくつも。
あんなに語り尽くされてた気がするのに、
やっぱり奥が深いなあ、と思う。
人の思いを知るドキュメンタリーが大好きな私には、
大好物だった。
そして、番組の作りで印象的だったのが、
関連した選手や試合の情報が、動画ではなく、静止画だったこと。
なんだか新鮮だった。
もちろん、ちゃんと伝わる画が撮られて選択されていることが大事なんだけど。
番組内で動画だったのは、
ほとんど監督や関係者のインタビューのみ。
あとは静止画を見せながらナレーションでつないでいく。
それがとても落ち着いて見ることができて、
大事な言葉がよく伝わってきた。
内面に迫っていくこの番組のテーマに
とても合った制作だと思う。
笑福亭鶴瓶さんの「Aーstudio+」でも、
取材シーンは、静止画で紹介される。
そこがおもしろい。
動画の方が情報量が多くて、
わかりやすいしインパクトがあるような気がするけど、
静止画の魅力・強みはやっぱりあるなあ。
主役はどこなのか、それが大事。
今日のドキュメンタリー、
私は好きだった。
写真って、いいなあ、ということも改めて思ったり。