モネ日記

「おかえりモネ」感想・・・その後の日々のつぶやき(エンタメから)・・・

千玄室

NHKの番組で、茶道の裏千家宗匠 千玄室さんのドキュメンタリーを見た。

なんと100歳。

それでもかくしゃくとして、

姿勢良く、お話しぶりも力強い。

何より、茶道の現役として、国内外で、変わらぬ活動をしていらっしゃる。

 

特攻隊で出発直前に待機になり、

生き残りで、仲間の声が今も耳の後ろで聞こえている、と言う千さん。

戦後、茶の姿に平和を重ねて、

修業で出逢った禅の師から、申し訳なさにとらわれた心を正され、

新しい自分の生き方をつくってこられた。

 

100歳で、あんなに普通に気力あふれて生きていらっしゃるって、

どういうことだろう、と思う。

たまたまお元気な方なのか、

お茶がいいのか、

志を持っていることがいいのか、

使命がある、ということなのか。

 

自分が100まで生きると思うと、途方もない気がする。

でも、つけている10年日記を見ると、

2010年から始まってる今のがもう半分の段まで来て、

もう5年経ってるんだ、と驚いたりしている。

上の段に書かれていることはついこの間のできごとに思えているのに。

1日1日を過ごしていくことが、

気づくと、遠くまで来ていたりする。

昨日会った大学時代の友人とも、

学生時代から何十年も経ってる気がしない、と話したばかり。

 

まだまだ長く続くかもしれない自分の人生。

やっぱり何か志を持っていたい。

今は目先のことを片づけるのに精一杯だけど、

何を大切にしていきたいか、

なんのためにそれをしているのか、

していることがなんのためになっているのか、

そんなことを、思い返してみたい。

 

昨日写したスナップを見たら、

自分が猫背っぽくて、

いかんいかん、と背筋を伸ばして過ごしている今日。

我が身を客観的に知るって、大事だな。

気づいてみれば、何とかしようと思うもの。