作品を見たときの評価って、自分の中でも変わっていく。
一度見て、ピンとこない気がしてつまらないと見てなかったドラマ、
他の人が魅力を語っているのを聞いて、
それが信頼している人だったから、
じゃあもう一度、と最新回を見てみたら、
けっこう惹きつけられて、ぐんぐん最後まで見てしまった。
他の人の感想が先入観になってたのか、
今回の内容がよいものだったからかわからないけど、
見てよかった、いいもの見た、と思えた。
初回を今見たらどう思うかはわからないけど、
見逃した途中の回をちょっと見てみようかなという気にはなった。
「よい」「気持ちにしっくりする」という自分の中の評価は、
ちょっとしたことで変わっていくかもしれない。
今回のドラマは、もともとキャストがあまり好みでない人が多くて、
それもあっさり見切った要因。
でも、それでもったいないことになることも。
やっぱり決めつけない方がいいんだな。
そして、好きなものごとが増えていくのはうれしいこと。
一度観た映画も、
何かの理由でもう一度見てみたら、
記憶の中にあった印象と全然違うこともある。
おととい見た「浅田家!」も、
面白い家族写真を撮る写真家とそれに協力した家族のユニークな話、
という記憶だったのに、
後半にずいぶん震災の話がからんでた。
再見しようと思ったのは、菅田将暉を褒めてる人がいたので、
確かに震災の場面で出てたのは覚えてるけどそんなだっけ?と確かめたくてだった。
そして、思ったよりたくさんシーンがあって。
映画の後半はほとんどそれがテーマだった。
記憶ってそんなものだし、
一度見たときの印象って、それくらい当てにならないものなんだ。
そう思うと、映画も一度見て見た気になって済ませるのはちがうのかもしれない。
うーん、そう思うと、時間はますます足りないなあと思うんだけど。
(ちなみに、先のドラマは「舟を編む」)