モネ日記

「おかえりモネ」感想・・・その後の日々のつぶやき(エンタメから)・・・

夜明けのすべてとか

急に思い立って、「夜明けのすべて」を見てきた。

よい評判を聞いていたので、けっこう期待して。

 

静かな優しい映画だった。

「ケイコ、目を澄ませて」の監督さんの作品で、

同じ16㎜で撮られた画面は、ちょっと粗くて暗めの独特の質感がある。

栗田科学のような会社で働きたいなあ。

世の中には、ちいさくてもこういうお互いをゆるやかに見ているような場が

きっとあるのだと思う。

主人公たちに、何か大きな変化や解決があるわけではない、

淡々とした話なんだけど、

こうやって人は生きてゆくのだなあと思えた話。

しんどいものを抱えていても、

どうしようもなければそれとうまくつきあっていくしかない。

それでもやっていける場もきっとある。

原作を読んでいたので、

もう少しさばさばした話の印象だったんだけど、

これはこれで、ひとつの物語。

 

ダブル主演の松村北斗と上白石百音は、

監督も、2人の場面の空気感がよくてできるだけ引きの画面で撮ったそう。

朝ドラの時とはまた違う素っ気ないやりとりが自然だった。

共演者の相性、というのはやはりあるのかな。

役者の人は、現場現場でいきなり相手役になるわけで、

それってすごいことだなあと思う。

人間だもの、本人の意思とは関係ないところでの相性もあると思う。

波動みたいなものとかも?

 

同じ役者を追いかけていろいろな作品を見ていくと、

つい、相手役との相性を考えてしまう。

ときどき同じ組み合わせの配役があるのも、

スタッフがよい相性を感じ取ってるからかな。

(そういえば、山口百恵さんと三浦友和さんもゴールデンコンビだった。

菅田将暉小松菜奈も結婚したね。

まあそういうのばかりじゃないけど)

 

今回の映画、私のちょっと反省は、

寝不足状態で見てしまったこと。

「PERFECT DAYS」の時もそうだったけど、

どうしても途中眠くなってきてしまって、

せっかくなのに、残念。

でも、そういう映画だからこそ、

配信とかでなく、映画館で見てよかった。

 

今日の流星作品は、

「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う」をちょっと見てみた。

あまり好みじゃなさそうだったので、おそるおそる。

やっぱり、苦い話で、ラストも微妙だったので、

一部を見ただけで終わり。

横浜流星さんが、けっこうアクションをしていて、

筋トレシーンもバッチリ出ていた。

イケメン顔も、憂い顔も、涙も、いろんな流星さんが見られるドラマ。

ファンにはうれしい作品だけど、

それだけではお気に入りにはなれなくて。

 

おかげで昨日はほどほどの時間に眠れたー。