日本アカデミー賞のノミネートがあって、
この間は、キネマ旬報ベストテンの発表があって、
今日は、図書館にあった「映画芸術」にベストテンが載ってるのを見た。
それぞれが、けっこう評価が違ってる。
今日見た「映画芸術」は、私が観た映画はほとんど評価されてなかったりして。
ちょっと調べたら、「映画芸術」は独特な雑誌らしい。
なんと、沢村貞子さんの夫だった人が編集に関わってたもの。
それを知ったら、ちょっと納得だったけど、
こんなにそれぞれが違うのが、
なんだかショックに感じた今日。
影響されやすい私なので、
なんか自分が薄っぺらい人間に思えちゃったり。
自分が惹かれたものが黙殺・酷評されてたりすると、
自分が狭い世界でしか生きてない気がしたり。
評価理由をはっきりと迷いなく書いてらっしゃる方たちの文章に、
なんだか気圧される気がして、
そして、同じものについて、
こんなに人の見方が違うんだというのは、
なんだか怖いような気がする。
前に合唱コンクールで、
審査員の評価が真逆なこともあったりしたから、
やっぱり人の見方はいろいろ。
いろいろだからこそ、世の中は成り立ってるんだもの。
坂口さんが、お父さんから「自分の評価は自分でしなさい」と言われたのを
大事にしてる、というのも
だからこそ必要なことだなあ。
やっぱり自分の感覚が一番だ、と
無性にいろいろ映画を観たくなってる。
自分はどう感じるのか確かめたくて。
今の自分の感覚だって、固定じゃないんだし。
めげてるのはもったいない。
自分の心が歓ぶことをしよう。