今回の朝ドラ「おかえりモネ」は、
録画を何回も見返してしまうドラマ。
もちろん、場面によるけど。
そして、何度も見るうちに、感動が深まることが多い。
今週の最後の回も、
初め見たときは、なんだかあっさり薄い感じがして、
それほど心に響かなかった。
でも、繰り返し見ているうちに、
それぞれの役者の表現や言葉に、
気づくことがいろいろあって、
最初は感じなかった思いがこみ上げることがある。
それを確かめたくて、また見てしまう。
これは、私の感受性のモンダイなのか、
ドラマのつくりのせいなのか、わからないけれど、
おかげで、何度も録画を見ることになって、
すっかりハマっている。
何度も繰り返さないとメッセージが伝わらない、というのは、
ドラマとしては困ったことにも思えるけれど、
それだけ表現が静か、ということかもしれない。
とにかく間が多い。
言葉のトーンも低め。
朝の落ち着かない時間に見るより、
夜10時くらいのドラマでじっくり見るもののよう。
それを朝ドラでやっているというのは、
ずいぶん挑戦のような気もする。
脚本・演出や演技について、批判的なコメントをいろいろ見ちゃうと、
自分も共感するところもあるから、
つい気持ちが冷めがちだけど、
そんなことは、制作側の人たちも、
わかってるはずのこととも思う。
その上で、今示された姿を、
まずはそのまま受け取って、
自分が感じるところを大事にしていけばいいかな、と
思うことにしてる。
応援したいドラマなだけに、
あと1ヶ月、
どんなテーマが示されていくのか、
祈るような気持ちで楽しみにしてる。