「silent」の主人公ふたりの恋を、
なんとなく応援しづらい気持ちでいる私。
湊斗や奈々が魅力的だ、ということもあるけれど、
想と紬の初めの恋に、
そこまで強い結びつきを感じてないせいもきっとある。
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の音と練、
「そして、生きる」の曈子と清隆、
彼らのときは、
最初の恋から、後に別の人たちとの恋に移っていて、
それぞれ新しい相手の人も魅力的でいい人だったけど、
それでも、もとのふたりに戻ってほしいと
強く願ってた。
それは、もとのふたりの結びつきに
このふたりでなければ、と思わされていたから。
想と紬は、
高校生の楽しい恋の思い出、
という感じで、
いくら別れが思いがけないものであったにしても、
ずっとその思いを引きずって、
再会したら、すぐ心が戻ってしまう
というのが、なんとなく腑に落ちてない。
だから、
紬の気持ちの切り替わりが早すぎるような気がしてるし、
想の奈々に対する態度も、
なんとなく思いやりが足らない気がしてしまってる。
「silent」、作品としての描き方はとても好きだし、
役者さんの演技もどの方もすばらしいと思ってるけど、
第7話を見た時点で、今のところ、そこがスッキリしてない。