窓の外は雪が飛んでる。初雪。
晴れたり吹いたりなのでがんばって干したままの洗濯物が、
軒下で踊ってる。
「鎌倉殿の13人」が今日最終回。
グランドフィナーレイベントの配信を知って、
実家の世話を切り上げて夕方帰ろうかと迷ってたけど、
出演者を見るうち、あまり余分な事前情報を入れたくなくなって、
やっぱり見ないでおこう、と思ったり。
薄情者にならずにすむことにちょっとホッとしてる。
後で放送されるダイジェストに期待して。
「silent」「PICU」も今度が最終回。
「エルピス」もあと2回。
今期、真剣に見るドラマが多かった分、
終わりが来ることが
ホッとするような、名残惜しいような。
ドラマは、「終わり」があることがほんとに救い。
心動かされ、先を思って落ち着かなくなるのも
いつかは解消される。
それが納得いかないものであっても、
1つの区切りは来るから、
それ以上新しく心揺らされずにすむ。
作品の全体の形を知って、
改めてその伝えるものを思い返したりできる。
ずっと気持ちを引きずるときは恨めしく思ったりもするけど、
それすら終わりがあったからこそ。
自分の中で何度も解釈を確かめ直して
作品を味わう時間になる。
このごろ期待のハードルをあげすぎてる自分を感じつつ。
そういえば、今日の「ボクらの時代」で
「silent」プロデューサーの村瀬さんが、
「どんな最終回でも必ず、こうじゃなければよいのに、
という意見が来る」と苦しそうに言ってらした。
「鎌倉殿」はこのごろの番宣で、その期待値をぐんぐん高くしてる。
さて、今日見終わった後はどんな気持ちになってるだろう。
こんなに作品を産み出して届けてもらえることに感謝。
そして、どんどん時間が進んでいることに気づいて、
時の速さにちょっとあわててる。
もうすぐ年末。
残りの日々で、私は何に区切りをつけていこう。