今日、「東京チェロアンサンブル」のコンサートに行った。
響きのいいホールだったこともあって、
とても心地よい音色が聴けて、堪能。
チェロの音って、しみじみいいなあ、と改めて思った。
宮田大さん目当てで取ったチケットだったけど、
演奏は10人が対等で、それぞれに見せ場があり、
10台のチェロの音の重なりは心地よく、
心に沁みる美しさがあった。
アンコールで演奏された一つ「キャラバンの到着」について、
「コロナで何もできなくなったときに、YouTubeで配信した曲です」
と紹介されて、ハッとした。
そうだ、そういうときがあった。
今、当たり前のようにホールに来て演奏を聴いてるけど、
ちょっと前までこれができなかった。
そのとき、演奏者の人たち、関係者の人たちの窮状がたくさん伝えられた。
持ちこたえられるのかと不安でいっぱいだった。
今、笑顔で音楽を届けてくれている演奏者の方たち、
なんでもなくやってらっしゃるけど、
どうやって今を迎えて来られたのだろう。
そんなことを思って、ちょっと胸が詰まった。
コロナはまだまだ身の回りにあるし、油断できないけど、
のど元過ぎれば感はある。
でも、忘れちゃいけない感覚はある、と
思い出させてもらった。
音楽もスポーツも、生活の中にあってほしい、
ありがたい存在です。