おかえりモネが終わって1ヶ月近く経つのに、
まだモネのことを考えてる。
次のカムカム~を見ても、
見る感覚が全然違って、
おかえりモネはやっぱり独特だったんだなあと思う。
激動の出来事が起こるわけではなく、
(もちろん、震災のことが重く通底してはいるけれど、
震災自体に焦点を当てるわけではなく)
人間関係で苦しめられるわけでもなく、
ひたすら心の中を見つめていたドラマだった。
日々自分が何か考えながら生きていて、
迷うことやちっちゃく心痛めることが
常にあったりするわけで、
そういう自分とどうつきあっていったらいいのかな、
と思ってる気持ちと、
ドラマの中で登場人物たちが
繊細に心の揺れをあらわしてる日常が、
ちょうどいいくらいに重なったのだと思う。
登場人物の心の動きを、
一緒に入り込んで見ていた。
そこでどうするか、なにを言うか、
とてもリアルに一緒に生きていた。
だれも死なないし、結婚式もない、
朝ドラとしては異例のドラマだったそうだけど、
それでよかった。
場面のあちこちで、
いくつもはっきりしたメッセージが語られているドラマでもあって、
それがやさしく腑に落ちるものだったからよかったのかも。
たくさん勇気づけてくれる、
肯定してくれるドラマだった。
清原果耶さんの新しいテレビドラマが
1月から始まるそうで、
ヒューマンラブコメディとか。
相手役の発表はまだみたいだけど、
脚本は岡田惠和さんだし、
また共感してみられる作品だったらいいな、と
期待してる。