モネ日記

「おかえりモネ」感想・・・その後の日々のつぶやき(エンタメから)・・・

silent最終回

「silent」の魅力は、画面の美しさだなあ、とつくづく思った。

ひとつひとつのシーンの切り取り方が、

色合いや画角、光、みんな美しい。

最後までこの作品には意地悪な人は出てこなくて、

みんな優しかった。

そして、ビジュアルのいい役者がそろってて、

ファッションも素敵だったから、

見ていてストレスがない。

 

川口春奈の受けの表情の繊細さが、

この作品の一番の発見だった。

最終回まで来て、すっかり好きな女優さんになった。

とにかく、最終回の彼女が一番きれいだった。

きつい物言いのお芝居よりも、

こういう静かで微妙な感情表現に、

彼女の魅力が出ると思う。

イノセンス」の時のワンシーンのように。

 

じっくりの言葉のやりとり、

感情的になりすぎない気持ちの伝え合い、

それがとても心地よい最終回だった。

 

なんで湊斗くんじゃないかなあ、とやっぱり思うけど、

想と紬も最初からつながってたんだ、ということも示されて、

ちょっと納得。

「湊斗くん、絶対幸せになってね」

という言葉は、せめてものプレゼントだなあ。

 

ほんとに節度ある人たちばかりのこの作品、

心優しく美しい作品を届けてくれて、

ありがとう、という気持ち。

きれいすぎる気もするけど、

それはそれで、よかったと思う。

大事に大事につくられた感じのするこういうドラマが

これからももっと見たい。