モネ日記

「おかえりモネ」感想・・・その後の日々のつぶやき(エンタメから)・・・

素の感じ

「ブラッシュアップライフ」が評判が良いみたいなので、

どんなかな、と見てみた。

 

さすが安藤サクラ、という感じのお芝居で、

友人夏帆、木南とのやりとりも、軽くて緩い感じがよく出てる。

人生やり直しになってからのエピソードも

当時の風俗・流行やあるある感満載で、

つい楽しんで最後まで見てしまった。

 

徳を積むために何かを変えると、

誰かの人生も変わってしまう。

それが、その人にとってはよかれということでも、

「産まれたはずの命がなくなることか」と思って、

じわっと気が変わるエピソードは、

なるほど、という感じ。

それは、自分の誕生を愛おしく思ってるからこそなんだ。

 

高校時代の嫌いな先生に大人になって出会って、

その人を助けることになったのに、

当の先生はお礼の一方で、安藤をチクリと咎めたりして、

そのときの安藤のいかにもげんなりしてる表情がほんとにうまい。

結局先生は後でもう一度お礼を言いに尋ねてきて、

過去の因縁の品も返してケロリとした様子。

当人には何にも響いてない感じが、

まあこれでいいかもな、という気もする。

それぞれがそれぞれの正義で生きてるんだもの。

数学のような足し引きぴっちり合ったようには

人と人の間はいかないものなんだろう。

 

あくまで軽いテイストのドラマだけど、

なんかそういうこともありだよなあ、と

受け入れる気持ちにさせてくれる、

ちょっと生きる気持ちが軽くなるようなドラマ。

 

役者が素の感じで演技してるドラマのもう一つ、

「ちょこっと京都に住んでみた。」

3年前のが今また深夜に再放送されてるのをたまたま見た。

これはけっこう好き。

近藤正臣は適役だし、

京都の味のある店紹介、みたいになってて、

素直にいいなあと思う。