今日読んでた本で、初めて知ったこと。
あれ、そうだっけ?と全然気づいてなかった。
視覚障害者が取り上げられている印象の中で、
当然聴覚障害も入ってるもんだと思ってた。
どこかでこういうことは紹介されてたのかな。
他の人はとっくに知ってたのかも。
パラリンピックが第2次大戦後の戦傷者きっかけで始まったのに対して、
デフリンピックはそれより前から聴覚障害者のスポーツ大会として開催されていて、
一時合同開催になったけれど、結局数年で聴覚障害団体は脱退したとのこと。
理由はいろいろあるようだけど、
聴覚障害の方たちが他の人たちと同じ場でコミュニケーション取ったり
競技をしたりするのは難しいというのが一因みたい。
最近は「silent」とか「星降る夜に」とか「ケイコ目を澄ませて」とか、
聴覚障害者がメジャーに登場することが増えてて、
あまり区別して考えてなかったけど、
聴覚障害というのは、やはり他の障害とは違う面があるのだと思う。
視覚障害とか目に見える身体障害とかの方が大変そうに思ってしまうけど、
そうとは限らないんだ。
ヘレン・ケラーが、ひとつだけ能力をもらえるなら、
耳が聞こえるようにと言ったという話をまた思い出した。
私はまだまだ全然わかっていないんだなあ。
少しだけ聴覚障害や視覚障害の方に関わることをやらせてもらっているけれど、
もっとよく知っておきたいという気持ちになった。
(読んだ本:「指と耳で見る、目と手で聞く」金治直美著)