モネ日記

「おかえりモネ」感想・・・その後の日々のつぶやき(エンタメから)・・・

好きな気がするドラマ

「100万回 言えばよかった」第2話、

期待を裏切らないで、とおそるおそる見た。

 

状況は、少しずつしか進展しなくてもどかしさに耐えつつ、

新しい謎もいくつか出てきて、

まだまだ話の先が見えない。

これはミステリーだったんだ、と戸惑いつつ。

 

佐藤健のとまどいの中にある芝居も、うるさくなくていい。

松山ケンイチの淡々とつきあってる様子もほどよい感じ。

私はおちついたトーンのドラマが好きなんだと思う。

井上真央さんは今のところ受け身で泣いてばかりだけど、

これから違う顔も見せていくんじゃないかな。

安達奈緖子さんに期待して、次からも見ていこう。

 

始まった「リエゾン」は、優しい感触のドラマ。

なんでこの時間帯で?と思うような正統派な内容だった。

ちょっと「PICU」みたいな。

山崎育三郎さんがいいなあ。

研修医の人が自分のことを話すのをただ聴いている、という画がよかった。

研修医の人やお母さんたちの描き方が少し大仰に感じるけれど、

それは私の好みのモンダイかも。

発達障害というテーマは・・・だけど、

優しげな俳優さん揃いなので(志田未来さん出てるだけで信頼感)

これからの展開に期待。

好きな本

三國万里子さんの「編めば編むほどわたしはわたしになっていった」

を読んだ。

好きな本だった。

手編みデザイナーの人。

5年間に友人に宛てて書かれたエッセイを本にしたものだそう。

 

三國さんのことは、「ほぼ日刊イトイ新聞」を通じて知って、

三國さんデザインの「気仙沼ニッティング」のセーターは、

奮発して買って、気に入って着ている。

 

子どものころ学校の中でだんだん違和感を感じるようになって、

まわりと折り合いをつけることに苦手さを抱えてきたこと、

そんな三國さんが大人になる中で、

どんなふうに人と出会って、時を重ねてきたのかが、

とりとめもなく綴られている。

 

独特の感性があって、

自分の感覚にも正直で。

こういう人がわたしは好きなのだと思う。

自分にはないけど、憧れる。

そして、まわりとうまくなじめないエピソードは、

きっと自分の中にもあるからホッとするのかも。

わたし自身は、それなりにそしらぬふうで過ごしてきてるし、

まわりからひどい目にあわされたようなことはなく、

逆に恵まれてきた方だと思うので、

共感するのはおこがましい気もするけれど、

でも、好きになる本・人は、そういう傾向のものが多い。

きっと自分の中にある、

解消されてないわかってほしい思いがあるんだろう。

 

10冊くらい読む本がたまってるけど、

図書館の予約がたくさんついてる本だから先に読んだ。

早く読めてよかった。

待ってる人が、早く心の栄養にできるように、

早く返してこよう。

素の感じ

「ブラッシュアップライフ」が評判が良いみたいなので、

どんなかな、と見てみた。

 

さすが安藤サクラ、という感じのお芝居で、

友人夏帆、木南とのやりとりも、軽くて緩い感じがよく出てる。

人生やり直しになってからのエピソードも

当時の風俗・流行やあるある感満載で、

つい楽しんで最後まで見てしまった。

 

徳を積むために何かを変えると、

誰かの人生も変わってしまう。

それが、その人にとってはよかれということでも、

「産まれたはずの命がなくなることか」と思って、

じわっと気が変わるエピソードは、

なるほど、という感じ。

それは、自分の誕生を愛おしく思ってるからこそなんだ。

 

高校時代の嫌いな先生に大人になって出会って、

その人を助けることになったのに、

当の先生はお礼の一方で、安藤をチクリと咎めたりして、

そのときの安藤のいかにもげんなりしてる表情がほんとにうまい。

結局先生は後でもう一度お礼を言いに尋ねてきて、

過去の因縁の品も返してケロリとした様子。

当人には何にも響いてない感じが、

まあこれでいいかもな、という気もする。

それぞれがそれぞれの正義で生きてるんだもの。

数学のような足し引きぴっちり合ったようには

人と人の間はいかないものなんだろう。

 

あくまで軽いテイストのドラマだけど、

なんかそういうこともありだよなあ、と

受け入れる気持ちにさせてくれる、

ちょっと生きる気持ちが軽くなるようなドラマ。

 

役者が素の感じで演技してるドラマのもう一つ、

「ちょこっと京都に住んでみた。」

3年前のが今また深夜に再放送されてるのをたまたま見た。

これはけっこう好き。

近藤正臣は適役だし、

京都の味のある店紹介、みたいになってて、

素直にいいなあと思う。

新恋愛ドラマ

恋愛ドラマの私の注目のうちの1本、「100万回 言えばよかった」、

録画をやっと見た。

佐藤健はさすがのかっこよさ。

そして井上真央の普通っぽさが、やっぱりいいなあ。

松山ケンイチも、人の良さがにじみ出てて、いい感じ。

 

始まりの画面が不穏だったので、

単純な恋愛ドラマじゃなさそう、とちょっと心配だけど、

最後の方のハンバーグとプリンを食べるシーンで、

じんわり泣かされた。

井上真央の表情にこちらの気持ちが自然に同化する。

 

佐藤健は、ちょっとした見せ方が巧いんだと思う。

単に私がファンだからかもしれないけど、

それぞれのシーンが、どれも魅力的だった。

ぶっきらぼうさも、一途さも、情けなさも、

変な誇張がありすぎなくて、

全体に大仰すぎないこのドラマのテンションが好きだった。

 

事件と絡んでることや、

実際のこの人はどうなってるのか、

これからも1日ずつ進んでいくのか、

なんといっても、最終的に誰とどう結ばれるのか?

気になるところいろいろ。

嫌な人はいなさそうなので、

きっと気持ちのいいラストになるのだと期待して、

次回も見てみようと思う。

 

始まった恋愛ドラマの中では、これが一番好きかな。

あ、このドラマ、脚本が安達奈緖子さんだった。

ますます楽しみ。

知ってれば

配信の仕組みってよくわかってなかった。

23時59分までの配信、ということだったので、

ギリギリまで見ていて、時間になったら消えるとドキドキしてたら、

ちっとも消えない。いつまででもリピートできる。

あらためて別画面で開いてみたら、

もうメニューからは、消えていた。

ということは、再生中のものだけそのまま見ていられるということ?

それを知ってたら、

他の回のも開いておくんだった。

10話の裁判シーンの坂口さんももう一度見たかったから。

 

ということで、

Tverの「イノセンス」9話をエンドレスで見てしまってる私。

24時で終わるからやめられる、と見始めたのに、

停止にしたらもう見られなくなる、と思うと、

一時停止状態で消せないで、またリピート。

同じシーンを何度も見る分、

音楽の入り方、セットの様子、役者の動きのいろんな部分、

すごく細かく鑑賞してしまってる。

今日もつい夜更かし。今日こそ早く寝ようと思ってたのに。

 

過去のドラマがいつでも見られるって、

便利な世の中になったなあ、と思う。

昔、レンタルレコード屋さんができたとき、

こんなことがあり得るんだ、と不思議な感覚になったんだけど、

それから時代は進んで・・・。

この先またどんな新しい仕組みができるんだろうか。

 

制作側の人たちだって、

自分の作品をいつでも見てもらえるのは、

テレビの再放送しかなかった時代に比べたら、

うれしいことじゃないかな。

(もちろん、気に入ってなかったら悲劇だけど)

 

この間、旧作品の再放送で、絶対チェックしたいシーンがあって、

それを楽しみに録画したのに、

肝心の部分がカットされてたことがあった。

再放送の時は、CMの量の関係なのか、そんなことが起こるんだ、

とそれも新発見だった。

だから、再放送がある、と単純にあてにできない。

配信だって、一部画像が見られない、ということはあるから、

通常放送の時に録画しておくのが一番確実、

というのもこのごろ思ったこと。

 

できるだけ完璧に、やるならコンプリートしたい、

というタイプの人間にとっては、

なかなか心忙しい時代デス。

わからないけど伝わる何か

イノセンス」のTver配信が明日までなので、

後悔のないように、見たいシーンをまた見てる。

9話の拓と楓が事務所で話すシーンが特に好き。

拓の表情がなんとも微妙で、

何を思ってるのかわからないけど、

なんだかピュアな気持ちが伝わる気がする。

もやもや混乱している自分の気持ちを語る拓と、

それを受け止めて支えようとする楓と。

 

何度見ても、拓の表情に飽きない。

何か心の内にいろんな思いがありそうだけど、

言葉で説明はされないし、

わかりやすい表情でもない。

楓が思わず「なんですか」ととまどった拓の行動も、

どういう意味のものか、私もわからないけれど、

でも、とても伝わる、感じるものがある。

無言の間や、微妙な仕草に、

とても惹きつけられる。

変に恋愛感情っぽくなってないのもいい。

 

坂口さんなりの理解で演じている拓。

あまりに自然にその人物に見えるから、

役者さんって、どういう心理でやってるんだろう、と

不思議に思える。

素の情報がいっぱいあるからよけいに。

 

このシーンは、坂口さん作品の中でも

私の中で一番心に留まってるシーン。

好きなものは他にもたくさんあるけれど、

理解できなくて、でも魅力的、という点で。

いつまでも考えたくなる。

ちなみに、このシーンの音楽も好き。

 

イノセンス」、当時の評判は知らないけど、

やっぱりなかなかいい作品だと思う。

最終話にかけて特に。

最近の気に留まった言葉ふたつ

「舞いあがれ!」のばんばが舞に言った

「よーく探せば、自分のできることはあるはず」。

工場の苦境の中で、

自分はこれだと、舞やめぐみのお弁当作りをしていた。

 

「よーく探す」という気持ち。

狭い考えで思考停止になったり、

決めつけてあきらめてしまったり、でなく。

大きなことでなくていいんだ。

人の力になるのは、いろんな形があるもの。

「自分にできることがある」からスタートすること、

なんか心に光が射す。

 

もうひとつ、

テレビじゃないけど、

今日の「ほぼ日刊イトイ新聞」で糸井重里さんが書いてた、

「報われる」は「受身」、ということ。

なるほどー!と激しく納得。

自分の行為に対してつい何かの結果を求めちゃうけど、

そうか、他者基準のことに心を置いていてはいけないのだな。

「100に1つでも報われていたとしら、それはすごい幸運なことだ」

という言葉にはちょっとびっくり。

私は今まで恵まれていたのかも。

そして、もっとトライしてきてもよかったのかも。

まずは自分がやりたくてやってることを大切に

そちらだけを考えていければ、

もっと軽やかに動いていけそう。