やっぱりこのドラマ、惹きつけられる。
久しぶりの感覚。
胸キュン、とか、痛快、とかの類ではないので、
ワクワクして見る、というのとは違うけど、
ドラマの展開をじっと見てしまう。
最初からしばらく、
場面を見ているだけで、なんとなく涙ぐみそうな感じだった。
想の父親が耳が聞こえない人?
弟光と湊斗の会話の「手話を習う」ことについてのやりとりは何?
風間俊介の闇は何?
わかりやすく示されていく謎に、
あっけなく引っかかって先が気になってる私。
でも、それ以上に、
紬と湊斗と想が、
ほんとうは何を思ってそれぞれの言動をしているのか、
1話から見えていたものは表面的なものだったんじゃないかと思えてきて、
最終話まで見ないと、
この作品のほんとのところはわからないんじゃないかと思ったり。
ぬるくなっちゃったコンポタ、からの
時間が戻った想と湊斗のシーン、
今回も湊斗の思いにやられちゃった回だけど、
ほんとは紬だってどういう思いでいるかわからない。
中途障害者になった想に対して
湊斗も紬も、今までと同じだと場に引き入れようとしていたのが
なんだか妙に軽率に感じていたけれど、
そこにはそれぞれ秘めた考えがあってのことだったのでは、
と思わされる。
最初から障害があること、
中途で障害を持つこと、
健常者との関係、
そんなことにも触れられて、
少し障害者に関わりのある私としては、
ますますこれから何が語られていくのか
気になってしまう。
それにしても、男性があんなに静かに
涙をハラハラと流すドラマはそうないと思う。
それを自然に美しく撮っているのも好き。